八代目当主潮田 洋平

昭和52年生まれ。天保（1832年）から続く老舗中の老舗「潮田工務店」の八代目として生を受ける。

大工の家の息子として、幼少の頃から家業を手伝い、自然に後継ぎとして建築の世界を志す。

中学、高校とスポーツの世界で花開き、特に陸上での活躍がめざましく、全国大会出場など短距離やハードルで、大きな記録を残し、大学まで進む。

その後、父親である7代目に大工として師事し、設計の勉強も独学で始め、技術を磨く。

父親が持つ伝統工法を大切に習熟する一方、京都の町屋改修などの仕事にも積極的に参加する。

技術や考え方を習得する中で、人と人とのコミュニケーションの大切さを学び、これからの建築業のあり方を真剣に考えるようになる。

自家受注の中に新しい営業スタイルを模索するようになる。

2級建築士の資格を取得するとともに、以前にもまして設計に力を注ぐようになり、新しいスタイルの建築物やリフォームも数多く手掛けるようになる。

また、土壁や自然素材を使う古くからの工法を受け継ぐものとして、WB工法を採用。

伝統工法の欠点を素直に認め、それを越える技術として良さを認め、自身の工法に取り入れ、またそれと連動するように設計デザインの幅も広げる。

最近では「コンパクト平屋」に注力していて、S-CRAFT®京都南丹店として二人暮らしのシニアや、若い方向けに暮らしの提案をしている。